Trac

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Trac は、スクリプト言語「Python」で記述されたプロジェクト管理ツールです。Webアプリケーションとして動作し、ソフトウェア開発に特化した管理ツールであり、次のような特徴を持っています。

  • チケットベースのバグトラッキングシステム
  • Wiki 機能
  • Subversion(バージョン管理システム)との連携機能

対象プラン

このガイドはカスタムサーバープラン向けのガイドとなっております。 マネージドサーバーをご利用のお客さまは、インストール代行サービスをご利用ください。

バージョン情報

このインストールガイドでは、日本語化対応済みの trac-0.10.4 のインストール方法を説明します。

Trac を利用するためには、様々なソフトウェアが必要となります。 弊社では Trac を利用するために必要な主要なソフトウェアを独自にパッケージ化しておりますので、ここでは弊社のパッケージを利用したインストール方法について説明いたします。

このガイドでのインストール方法では、次のソフトウェア(および関連するソフトウェア)がインストールされます。

ソフトウェア名 バージョン 補足
Trac 0.10.4
日本語版
Trac 本体(日本語化済み)
PySQLite 2.3.2 SQLite ライブラリ
ClearSilver 0.10.4 テンプレートエンジン
doctils 0.4 Wiki 用 rST(reStructuredText) ライブラリ
SilverCity 0.9.5 プログラム言語構文解析・ハイライトライブラリ
setuptools 0.6c3 EGG 形式パッケージ用ライブラリ
Subversion/moddavsvn 1.1.4 バージョン管理ツール
mod_fcgid 2.0 FaseCIG 互換の CGI 高速化モジュール
Web Admin Plugin 0.1.2dev_r4240 trac-admin コマンドのウェブ版
Account Manager Plugin 0.1.3dev_r1559 フォームベースのログインやパスワード変更が可能になる
Web Admin Users Plugin 0.1.0 Web Admin Plugin 内でユーザーの追加・削除・パスワード変更が可能になる

インストール手順

弊社では Trac を利用するために必要な主要なソフトウェアを独自にパッケージ化しておりますので、ここでは弊社のパッケージを利用してインストールを行います。

1. yum コマンドでパッケージのインストールを行う

yum --enablerepo=ymc_addons install -y trac mod_fcgid mod_dav_svn

2. プラグインをインストールする

wget -q http://archive.ymc.ne.jp/eggs/TracWebAdmin-0.1.2dev_r4240-py2.3.egg
wget -q http://archive.ymc.ne.jp/eggs/TracAccountManager-0.1.3dev_r1559-py2.3.egg
wget -q http://archive.ymc.ne.jp/eggs/WebAdminUsers-0.1.0-py2.3.egg
mv *-py2.3.egg /usr/lib/python2.3/site-packages/

Tracプロジェクトの設定

Trac を利用するにはプロジェクトの作成が必要となります。プロジェクトの作成は trac-admin コマンドを利用しますが、Subversion との連携や Apahce の設定など多くの作業を必要とします。

弊社では、Trac プロジェクトの基本的な設定を一括して行う簡易設定ツール(easy-trac-project)をご用意しております。 簡易設定ツールを利用しますと、以下のような設定を簡単に行うことができます。

  • プロジェクトは /home/trac 以下に作成する
  • 複数のプロジェクトに対応可能 (アカウント・パスワードは共通となります)
  • 各プロジェクトごとに Trac のプロジェクトと Subversion のレポジトリを作成する
  • プラグインのための設定をする(2. で導入したプラグイン)
  • メール送信機能の基本的な設定をする
  • Subversion で扱う文字コードを UTF-8 として設定する (変更可能)
  • Subversion のコミットログと Trac のチケットとの連携機能を設定する (post-commit スクリプト)
  • mod_fcgid による apache との連携設定をする

ここでは、簡易設定ツールを利用した設定方法を説明いたします。 trac-admin コマンドを利用しての設定ももちろん可能ですが、その場合はマニュアルやインターネット・書籍などを参考に作業をお願いいたします。

1. Trac用環境作成

簡易設定ツールでは、Trac 用の環境をある程度固定化して扱います。ここでは、そのための初期設定についての説明をします。

1. Trac 用環境の初期設定を行う

簡易設定ツールを利用するための Trac 用環境の設定を行います。この作業で、Trac プロジェクトのための共通の設定が行われます。

easy-trac-project setup

2. 管理者アカウントのパスワードを設定する

管理者アカウントとして admin を作成しますので、「Create admin account for TRAC_ADMIN」と表示されましたら、同じパスワードを2回入力してください(入力したパスワードは表示されません)。

2. Trac プロジェクトの作成

簡易設定ツールを利用して、以下の内容でプロジェクトを作成します。Trac は内部的に UTF-8 を利用していますのでプロジェクト名に日本語を設定する場合には UTF-8 で設定する必要がありますので、かならず UTF-8 を利用可能な SSH クライアントをご利用ください。

項目名 設定内容
プロジェクト名 サンプルプロジェクト
プロジェクトディレクトリ名 sample
プロジェクトURL http://www.(お客様ドメイン名)/projects/sample/
レポジトリ URL https://www.(お客様ドメイン名)/svn/sample/
Trac ディレクトリ /home/trac/projects/sample
レポジトリ ディレクトリ /home/trac/svn/sample
管理者 admin
メールアドレス trac@(お客様ドメイン名)
文字コード utf-8

なお、簡易設定ツールは複数プロジェクトの設置にも対応しておりますので、複数のプロジェクトの設置も簡単に行えます。

1. プロジェクトを作成する

上記の通りプロジェクトを作成します。必要な項目のみオプションで指定します。

easy-trac-project initenv --name 'サンプルプロジェクト' sample

2. 設定内容を確認する

プロジェクトの設定内容が表示されますので、間違いがないか確認したのち [Enter] キーを押してください。

3. ウェブサーバーを再起動する

設定した内容を有効にするため、ウェブサーバーを再起動してください。

/etc/init.d/httpd restart

3. Trac プロジェクトにアクセスする

Trac プロジェクトの表示

作成した Trac プロジェクトを利用するには、「Project URL」として表示されたURLにアクセスしてください。先ほど作成したプロジェクトにアクセスするためには、

http://www.(お客様ドメイン名)/projects/sample/

にアクセスすることになります。 また、複数のプロジェクトを設定している場合には、

http://www.(お客様ドメイン名)/projects/

にアクセスすることで、プロジェクト一覧を表示することも出来ます。

レポジトリへのアクセス

Subversion によるバージョン管理を行うためには、Subversion クライアントが必要となります。 代表的なクライアントとしては、Windows 用の TortoiseSVN、Mac OS 用の SCPlugin、Eclipse 用の Subclipse などがあります。環境・用途にあわせて、クライアントをご用意ください。


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このブログ記事について

このページは、@YMCサポートが2007年9月26日 11:09に書いたブログ記事です。

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